8.やーめた!解散しちゃおうぜ!
会社を設立してから1年半が経ちました。1年目はそこそこ収入がありましたが,2年目に入ると本業より,デイトレ,スイングトレード,長期投資と財テクに割く時間が多くなり,トランプ大統領が就任する前から,買い増していた金(GOLD)やAI関連株が急騰して,気が付くと1か月で前年の年収以上のキャピタルゲインを得ていました。扶養家族がいない身軽なおじさんは,90歳まで普通に暮らせる資金を1年半で確保していました。そうなると,コンサルタントという”他人の仕事をサポートする”仕事で稼ぐより,大好きな旅行に残りの人生を費やすべし!という考えに傾いていき,会社を解散することにしました。設立とは違い,解散の手続きに関しては詳しいマニュアルがありません。『freee解散』というものがあればなぁ。。。ここまで司法書士・税理士に一切頼らずやってきたので,ここは最後までひとりでやってみようと決めました。会計年度は1月-12月ですから,12月31日の大みそかに株主総会を開催して,解散を決議することにしました。株式会社解散のプロセスは概ね以下です。
1)法務局への『株式会社解散及び清算人選任登記申請書』の提出
2)解散公告(官報公告)=債権者保護手続き
3)税務署・地方自治体への会社解散届(=異動届出書)の提出
4)年金事務所への健康保険・厚生年金保険の①適用事業所全喪届②被保険者資格喪失届の提出
5)協会けんぽへの任意継続被保険者として継続手続き
※厚生年金から国民年金への切替 ※60歳を超えている場合は国民年金への切替義務はないので私は放置しました。
6)残余財産の確定・分配
7)精算確定申告と納税
※法人が解散した場合、解散の日までを事業年度とみなし「解散確定申告」が必要とされているようですが、私は解散日がもともとの事業年度の末日と同じにしたので、通常の決算確定申告=解散確定申告としました。
8)法務局への清算結了登記
このあと,順を追って解説していきます。
