南シナ海に面し,美しい島々(レダン島、ペルヘンティアン島など)が点在。人口の95%以上がマレー系イスラム教徒で、地域の文化や生活に宗教的価値観が深く根付いている。首都クワラルンプールと違いインド系は少ない。住民はフレンドリーで、ほぼ確実に微笑み返しあり。治安はクアラルンプールよりはるかに良い感じ。SOGOやDAISOもあり,ファミマは大人気。猫が多い。マレーシア全部に言えることだけれど,ホテル以外は英語は通じない(又はインド英語より聞き取りにくい)。物価(食事・ホテル)は日本の1/3程度。移動(航空機・タクシー)は1/5程度。1 MYR(マレーシアリンギット) = 34.8586 JPY(日本円)。GRABで白タクを呼んで10キロほど走って,10-15MYR (500円ほど)。クワラルンプールからマラッカまで120キロほどで5000円ほど。
<行き方>クアラルンプール国際空港からスルタン・マフムード空港(クワラトレンガヌ空港)まで約1時間。AirAsiaなら5000円程度。AirAsiaならクアラルンプール国際空港で入国手続きをしてから,ターミナル2へ移動。かなり離れており,ターミナル間の無料リムジンバスで20分程度(電車は有料)。
<市内移動>クアラトレンガヌ空港から市内まで,さらに市内の移動はGRABを使うと便利。東南アジア旅行の必須アプリ。使い方はYoutubeを参照のこと。もう一つの必須アプリはWhatsapp。この2つのアプリは出国前にインストールしておき,空港でeSIMの切り替えれば即使えるように。
マラン(Marang),カパス(Kapas)島への玄関

マレーシアのホテルは概して安いのだけれど,このマラン(Marang)のホテルCozii Home Marangは格別で1部屋4000円にもかかわらず,日本のビジネスホテル並みに衛生的だった。フロントはなく,誰も常駐していないのだけれど入口のゲートや部屋のkey boxの暗証番号は当日,WhatsappかHotels.comのチャットボックスを使って教えてくれる。すぐ隣にファミマやセブンイレブンがあり,全く不便はなかった。ちなみに,マクドナルドやケンタッキーフライドチキンの店もあるけれど,イスラエルを支援しているアメリカ企業はボイコットの対象なので,殆ど客はおらず,ファミマの独り勝ち状態。特にファミマのおでん(トムヤムクン味)は行列の賑わい。
マランのメインストリート
今回のマレーシア滞在中でいちばんおいしかったレストランがここ(D’Besi Ikan Celup Tepung Marang)。マランのボート乗り場に近い浜辺のレストラン。観光客というより,現地の人でにぎわっていた。ここも猫が沢山いて,気が付くとテーブルの下に4,5匹待機していた。

<マレーシア料理>
Nasi=ご飯,Mee=麺,Ayam=鶏,Ikan=魚,Daging=牛肉
Nasi Lemak(ナシレマッ):ココナッツミルクで炊いたご飯に、 sambal(辛いソース)、卵、揚げ小魚、ピーナッツ、きゅうりなどを添えたマレーシアの代表的な国民食
Nasi Goreng(ナシゴレン):マレーシアやインドネシアで人気の「炒飯」。卵や野菜、鶏肉、エビなどと一緒に炒める
Nasi Kandar(ナシカンダル):インド系マレーシア人の影響を受けた料理。ご飯に様々なカレーやおかずをかけて食べるスタイル
Nasi Campur(ナシチャンプル):「混ぜご飯」という意味。白飯に色々なおかずを自由に組み合わせて食べる定食的なスタイル
マランのボート乗り場付近にはKapas島へのDay Tripツアーのディスクがいくつかあり,たぶんどれでもよいのだとは思うけれど2時間のシュノーケリングツアー付きで50リンギットのOmbak Kapas Beach Resortツアーに申し込んだ。ボート代は含まれているけれど,観光税などはボートに乗る前に別途必要。
クアラトレンガヌ
40年前,学生の頃,訪れたとき(何故,こんなところに立ち寄ったのか記憶がないが。。。),何もない漁港だった。今は大きなショッピングモール (KTCC)までできていて,ユニクロやダイソーもある。KTCCの中でユニクロよりはるかに安く,デザインも生地もユニクロに負けていない,のがHANZOというお店。マレーシアのLは日本のXLなので,試着が必要だけれど,こっちで着る服を現地調達するのはありだし,マレーシア風のデザインもありお土産にもよいと思う。
宗教的に飲酒NGだけれど,夜は11時ごろまで賑わっていた。特にショッピングモールは10時でも小学生が遊んでいた。ショッピングモールも昼のランチも,9割は女性。イスラムの国の女性は虐げられているイメージがあったが,ここは逆。とっても楽しそうだった。
クアラトレンガヌで一番の観光スポットクリスタルモスク。どこのモスクも同じだけれど,受付で女性は髪を隠すヒジャーブ(Hijab)を渡される。足を見せてもいけないので,男性でも長いスカートを渡される。
クアラトレンガヌの州立博物館(Muzium Negeri Terengganu)の一番目立つところに飾られているいる「トレンガヌ碑文(Batu Bersurat Terengganu)」は、14世紀の古マレー語をアラビア文字系のジャウィで刻んだ石碑で、東南アジア最古のジャウィ文字。この博物館では日本占領時代(1942-45)の記録も残されており,上陸後,行政や教育に影響を与えたようだ。40年前,おじいちゃんに『敬礼!』と叫ばれたことを思い出した。

庶民のバザール”Pasar Payang” 食料品(魚の乾物とかドリアンとか),衣類,お土産,金製品,フードコートと分かれている。

定番のお土産 カメのぬいぐるみとキーフォルダーが沢山売っていた

中華街へもPasar Payangへも徒歩ですぐ。バスターミナルの向かいにはファミマがあるので,何かと便利。特にSushi Kingなどレストランが沢山入ってるBunga Squareやスーパーマーケットに隣接。朝食も普通においしかった。Bubur Nasi(ブブル・ナシ=ご飯のおかゆ)は日本の”おかゆ”そのもので胃腸に優しい。
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